ソーシャルレンディングのサイト自体はSNSの形を取っています。
借り手(ボロワー)がお金を借りたい理由(借金返済のためなど)、金額、利子、返済計画などを提示します。その条件を基準にして貸し手(レンダー)はサイト上の信用情報を基にオークションを行い、最終的に一番低い金利を提示した借り手と貸し手が融資契約を結ぶというシステムです。取引終了後には借り手と貸し手がお互いを評価します。
もし借り手の返済が滞った場合は運営会社から督促が行き、それでも回収できなかった場合は債権回収業者に委託されます。借り手はソーシャルレンディングを利用することで銀行や消費者金融でお金を借りるより安い金利でお金を借りることができることや、審査基準にもならなかった融資でも受けることができます。また貸し手は銀行で貯金するよりは高い金利で貸すことができるという双方にメリットがあります。
サイト側は借り手と貸し手の双方から手数料を取りますが、それでも従来の銀行などの金融機関が入るよりかは利率の条件がよくなることから運営会社にもメリットになります。
お金の借り手(ボロワー)になるためにはまずソーシャルレンディング運営会社のサイトにアクセスして会員登録をしなければなりません。会員登録はほとんどの場合で無料です。氏名、住所、電話番号、健康保険証番号など身分が証明できる情報など必要情報を入力し必要であれば身分証明書のコピーを郵送します。その後信用調査機関の調査を通過できればサイトを利用することができます。お金を借りる際に、基本的には実名や住所など個人情報は開示しないため、個人を信用してもらえるようにするためにSNSに参加する必要があります。 例えば車が好きな人のコミュニティーであれば趣味で自分を表現して信用してもらえるようになれば「私も車が好きなのでぜひお金を貸してあげたい」と思う人も現れて借り手と貸し手のコミュニケーションが行われれば貸し倒れが大幅に減るという効果もあるのです。またお金を借りる際には借入希望金額、借入希望利子などとともに利用目的を記入する必要があります。例えばAさんが「車で旅行をしたいが費用が足りない」のように記入すれば新車を買うために貯金を増やしたいBさんらが融資を申し出てAさんは一番条件のよいBさんを落札し、融資をするというような仕組みになります。
お金の貸し手(レンダー)になるためにはボロワーになる時と同様にまずソーシャルレンディング運営会社のサイトにアクセスして会員登録をしなければなりません。登録の際には身元確認情報として運転免許証か健康保険証の提示が必要です。この情報によってソーシャルレンディングの運営会社がレンダーの存在確認を行います。会員登録完了後には返済金や利子を受け取る口座を開設して融資する資金を入金することで誰でもレンダーになることができます。またコミュニティーに参加していても他のコミュニティーのメンバーには融資をすることができます。ただし、同じコミュニティーのメンバーへの融資は今のところできません。当たり前のことながらソーシャルレンディングではレンダーが出資した元本は保証されているものではありません。 レンダーとして誰に融資を行うかは事前にリスクをしっかりと理解して自分の責任で決めなければなりません。レンダーにはボロワーからの貸付金の返済と利息の支払いがあった場合には出資した金額が返還されます。返済が滞ったりボロワーの信用状況が悪化することで元本額が欠損する損失が発生する場合があることを認識しておかなくてはなりません。
リーダーは責任者としてコミュニティーのための共通のテーマや話題を決めてメンバーを募集したり、ホームページ制作しなければなりません。既存の専門的なグループをコミュニティーとして登録することもできます。ホームページにはコミュニティーの名前や特徴、写真のアップロード作業が必要です。正しい情報をできるだけ沢山、魅力的に掲載できればコミュニティーへの参加を増やすことができます。また積極的にメンバーを勧誘することもリーダーの重要な役割です。
リーダーは日本国内に居住する18歳以上の人で銀行口座と公的機関が発行する身分証明書を持っていれば誰でもなることができます。(ただし信用調査に通過する必要があります)またリーダーになってもボロワーとレンダーの両方になることができます。しかしコミュニティーのメンバーからの借り入れはできません。リーダーはソーシャルレンディングの運営会社よりメンバーが申し込んだローンが成立した場合の紹介料とメンバーが毎月期日内に返済を行った場合の返済報酬を受け取ることができ、メンバーが期日内に返済を事項するほど収入を多く受け取ることができます。リーダーは得た報酬をコミュニティー全体で分けるか自分で全てを受け取るかを自由に決定できます。
ソーシャルレンディングのコミュニティーはローン提供だけを目指しているのではありません。人々がそれぞれ職業、地域、学校や好みテーマごとに集まり、お互いに責任ある行動をとり、その結果個人それぞればかりでなくコミュニティー全体が繁栄する仕組みをつくることで人から人へ資金提供の場にすることを根底に置いています。「レンダー」になろうと考えている人や「ボロワー」として資金を借りたいと考えている人たちやコミュニティーのメンバーとして参加したいと考えている人たちが自分にあった、あるいは興味のあるコミュニティーを選びます。
コミュニティーの作り方に特別な規則はありません。正式な共同体である必要はなく、例えば利用者の家族を一つのコミュニティーとして登録することもできます。またスポーツチーム、学生時代の仲間、勤務先のチームでも問題ありません。地域の仲間の互助会として利用することもできます。それぞれのコミュニティーが運営会社の用意した舞台でそれぞれに所属する「ボロワー」の返済履歴などの評価を積み重ねて実績に応じて「レンダー」がコミュニティーに対して有利な利率を申し入れるように運営させることにコミュニティーの存在意義があるといえます。